六境庵日記

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help リーダーに追加 RSS お高いプライド

<<   作成日時 : 2007/05/15 21:58   >>

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 よく使う言葉「プライド」について考えてみた。
「pride」・・・自尊心・誇り・自慢の種・満足・高慢・うぬぼれ。
(三省堂「デイリー・コンサイス」)
なのだそうだ。
改めて辞書を引いてみて、ちょっと意外だった。
私は”満足”までの意味合いしか考えずに使っていたからだ。
そうか・・”高慢・うぬぼれ”も含むのね。

 「あの人はプライドが高いから・・。」
と言う話をよく聞く・・・殆ど悪口として。
その度に内心「それはただの見栄っ張りって言うんじゃないの?」
とか思ったものだが、悪口的な使い方も間違いでは無かったんだな。
この街には江戸時代からの城下町だった地域があり、
そこに住む人達を、方角から”西の人”と呼ぶ。
そちらの方々は”プライドが高い”と言われている。
それに対し私は”東の人”であり、下世話だといわれる地域である。
何故なら、戦前から工業地帯でよそからの移住者が多いからだ。
”西の人”から見れば、「よそ者の暮らす所」なのである。

 なんだけども・・・。
戦後この街の経済を引っ張って来たのは東の工業と米軍基地だ。
為替が固定の時代に米兵達は基地周辺でドルを振りまき、
(それも長くは続かなかったが。)
東にある製紙会社と紡績工場には、数千人の人達が働いていた。
彼らは殆ど九州からの”金の卵”(集団就職)であり
彼らがこの街に定住する事によって経済は発展した。
が、”西の人”達は「あそこは下品だから」と見下し、何もしなかった。
西には世界に誇る橋があり、観光名所である。
そこに有名なホテルが来る計画もあったのだが、地元が反対でパー。
西の旅館・ホテルが我が身だけを考えて反対したからだ。
結果そこに出来たのは・・・パチンコ屋!である。

 私はプライドには裏付けが必要だと思っていた。
何かを誇るにはそれなりの行動・実績が必要だと。
だから”西の人”のエラそーな態度に、馬鹿らしささえおぼえた位だ。
ひたすら「私のウチ、江戸時代からここなんです」と言うだけ。
伝統的なモノを守る為に出費はおろか、自己保身しか考えない。
「腐っても鯛」と言うが、腐った鯛より活きた鰯だよ。
しかし、辞書に「高慢・うぬぼれ」とあるので、
彼らは確かにプライドが高いのだ、と分かった。




 

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